テンプレに飽きたあなたに捧ぐ、爽快すぎる復讐譚!

『悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~』をレビュー
- 「また転生して悪役令嬢になる話か…」と感じたことがある
- 聖女がじつは“裏の顔”を持つ展開が大好物
- スカッとする復讐が見たい!思いきり感情を発散したい!
そんな方に、ぜひ読んでほしいのが『悪役令嬢の中の人』
テンプレをひっくり返すどころか、根本から捻ってくる構成にまず驚かされます。
そこに加わるのが、怒涛の復讐劇、圧倒的な画力、そしてレミリア様の“可愛さ”…!
読み始めたら止まらない、骨太で爽快な物語です。
📚 作品情報
タイトル:悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~
著者:白梅 ナズナ (著), まきぶろ (著), 紫 真依 (著)
出版社:一迅社
巻数:全6巻
※第1巻はKindle Unlimited対象!
🔥 推しポイント紹介
1. どこにもない設定:転生を“された”悪役令嬢の反撃
この作品の魅力はまず、その斬新すぎる設定にあります。
テンプレート的な「転生して悪役令嬢に」ではなく、
「転生者に身体を乗っ取られていた“本物の悪役令嬢”が主導権を取り戻してからの物語」という逆転構造!
しかも敵対する相手は“転生者で聖女(=星の乙女)”
この構成が、とにかく面白い!
「もう転生モノはいいかな…」と思っていた読者こそ刺さる設定です。
2. ピナの“吹っ切れた悪”が気持ちいい
登場するもう一人の転生者“星の乙女ピナ”がとにかくヤバい。
聖女であるにも関わらず、エミちゃんを蹴落とし、嘘と欺瞞でのしあがってきた下衆キャラ。
最近の作品にありがちな「実は可哀想な過去が…」なんて描写は一切なし。
容赦なく憎んでいい“外道”として描き切っているのが清々しい!
だからこそ、レミリア様の復讐がスカッと気持ちいい。
「死で贖うことすら許さない」という台詞、最高すぎませんか…!
3. レミリア様のギャップが破壊力抜群
通常モードのレミリア様は、まさに「復讐の女神」。
冷徹で美しく、迷いのない凛とした佇まいに惚れ惚れします。
でも!
そんな彼女が唯一見せる「少女のような微笑み」——それがエミちゃんを想う時。
エミちゃんへの愛があふれていて、表情も語り口も一気に柔らかくなるレミリア様がかわいすぎて語彙力が消えます。
ギャップって尊い…と思わず呟いてしまうこと請け合い。
4. テンポの良さと画面構成が神がかっている
物語の進み方がとにかくスムーズ。
ストーリーはかなり情報量が多く、伏線や設定も緻密。
でも、それをテンポよくストレスなく読ませてくれるのがこの作品のすごいところです。
背景・情報量・心理描写などが詰まっているのに、一切“重たくない”んです
- コマ割りが丁寧
- バトルシーンの迫力が抜群
- ドレスや背景の書き込みが細かい
- でもごちゃごちゃしていない
まさに「画力で読ませる」お手本のような作品。
1話読むだけで、作画のレベルと構成力の高さが一目で分かります。
5. 中盤以降の頭脳戦も見逃せない
物語の中盤で登場する「魔王」は、嘘を見抜く能力の持ち主。
これがまた話を一段と面白くしてくれます。
嘘を見抜く能力を知ったうえで「嘘じゃないけど真実も言わない」というギリギリの発言をついていくレミリア様の知略…
心理戦好きにはたまらない展開が続きます。
この作品、こんな人におすすめ!
✅ テンプレ悪役令嬢モノに飽きた人
✅ 聖女=善ではない物語が好きな人
✅ スカッとする復讐で感情を発散したい人
✅ 丁寧な作画と構成の作品が好きな人
✅ 心理戦・頭脳戦が大好物な人
今すぐ読んでみて!
『悪役令嬢の中の人』はアニメ化企画進行中!
第1巻はKindle Unlimited対象なので、今すぐ試し読みできます。
ピナの悪行にムカムカしながら、レミリア様の復讐に「よくやった…!」と拍手したくなる名作。
読後、あなたの中の感情もきっと浄化されます。

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